日本人投資家に対し、無登録でFX投資を勧誘、仲介した罪に問われていたスカイプレミアム社の幹部4人に対し、福岡地裁は16日、それぞれ執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
目次
有罪判決を受けた4人
判決を受けたのは、当時の最高経営責任者である斎藤篤史(45歳)、営業統括責任者の水島忍(59歳)、役員の高瀬正志(53歳)、田中雅祥(41歳)です。
16日の判決で福岡地方裁判所の武田夕子裁判官は「組織化された多数の営業員により、一般の投資知識のない人を対象にして、大規模に行われた極めて危険で悪質な犯行だ」と指摘しました。
斎藤被告には「最終的な意思決定を行う立場でその存在は犯行に必要不可欠だった」と指摘し、懲役3年・執行猶予5年と罰金500万円を言い渡しました。
水島被告ら幹部3人には「それぞれ100名を超える営業員を統括し、月額2000万円ほどの報酬を得ていて、責任はいずれも重大だ」として懲役1年6か月・執行猶予3年と罰金500万円の判決を言い渡しました。
スカイプレミアムの投資勧誘手口
スカイプレミアム社の投資勧誘手口や行政処分歴などはこちらの記事にまとめています。
【2024年最新】SKY PREMIUM(スカイ・プレミアム)の詐欺経緯と行政処分・訴訟状況を徹底解説
SKY PREMIUM INTERNATIONAL PTE.LTD.( 以下スカイプレミアム)はシンガポール発のライフスタイルメンバーシップクラブを運営している企業です。 同社は日本国内で「LIO…
上記の記事にも紹介している通り、スカイプレミアムについては既に全国で10件を超える民事訴訟も確認されていますが、今回の有罪判決は、現在行われている民事訴訟の判決にも影響することが予想されます。また、新たな訴訟が起こる可能性もあります。
今後の動向についても引き続き、着目していきます。
投資についてのお問い合わせはINVEEKまでお気軽にお寄せください。