Best Meridian Insurance Company(ベスト・メリディアン・インシュランス・カンパニー/略称BMI社)はアメリカフロリダ州にある生命保険会社です。
日本人でも渡航の必要が無く契約できるオフショア保険として高く評価されていますが、BMI社の商品を契約するにあたって、間違えてはならない大きな注意点があります!
この記事ではBMI社の企業概要や契約にあたっての注意点や、人気商品であるBest Index Plusが選ばれている理由などお伝えしていきます。
Best Meridian Insurance Company 沿革
下記の年表は公式HPの情報をまとめたものです。主にラテンアメリカ地域において事業を拡大してきたことが分かります。
1973年 | アメリカで Business Men’s Insurance Corp.設立 |
1986年 | アメリカで Best Meridian Insurance Co. 設立 |
1994年 | イギリス領ケイマン諸島でBest Meridian International Insurance Co.SPC, Cayman(BMII) 設立 |
1997年 | BMI Financial Groupを設立しグループ企業化 BMIエクアドル設立 |
2003年 | BMIドミニカ共和国設立 |
2011年 | BMIコスタリカ設立 |
2012年 | BMIグアテマラ設立 |
2017年 | BMIコロンビア設立 |
この他にもアジア地域など各国に拠点を構えており、その数は約30拠点にも上ります。
BMI契約にあたっての注意点!BMIとBMIIは別会社
BMIにはアメリカ籍の「Best Meridian Insurance(BMI)」とケイマン籍の「Best Meridian International Insurance Co.SPC, Cayman(BMII)」があり、この2つは別会社です。
ケイマン籍のBMIIがオフショア商品であるのに対し、アメリカ籍BMIはオンショア商品になります。日本人はBMIとBMIIどちらも選択することができますが、BMIは解約時、満期時の源泉徴収があります。
オフショア積立をしたい場合はBMIIと契約する必要がありますので、くれぐれもお間違い無いようご注意ください。
A.M.Best社の格付けはA-(優れている)を獲得
BMIは世界的な格付機関であるA.M.Best社の格付けでA-(優れている)を獲得しています。
この評価は非常に高くNippon Life Insurance of America(日本国内に所在する、日本生命保険相互会社の海外保険元受現地法人)が同様の評価を得ています。
Best Index Plus
BMIの商品の中で良く検討されているのはユニバーサルライフ生命保険であるBest Index Plusです。
商品概要
投資タイプ | 生命保険型 |
最低の死亡保障額 | 100,000USドル |
加入年齢 | 1~75歳(121歳満期) |
積立期間 | 自由(15年以上契約でボーナスあり) |
積立頻度 | 年払いのみ |
連動指数 | S&P500またはNASDAQ-100 |
ボーナスなど | 15年目:手数料の75%を返還 20年目以降:金利1.5%が毎年プラス |
Best Index Plusの契約は15年以上がお勧めです。
その理由は契約15年目にそれまで支払った手数料の75%が返還されるというボーナスがあるためです。また20年目以降になると毎年1.5%の金利が加算されます。
ただし、これらのボーナスは途中で支払い停止や一部引き出しがない場合に限ります。
もし途中で支払いが難しい状況になった場合には、解約ではなく支払い停止手続きを行うことをお勧めします。停止手続きはポータルサイトからご自身で可能です。
なお、解約する際は、損益分岐点を良く確認してから手続きするようにしましょう。
ホールライフ生命保険とユニバーサルライフ生命保険の違い
海外の生命保険は一般にWhole Life(ホールライフ)とUniversal Life(ユニバーサルライフ)という2種類に大別されます。2つの生命保険の一般的な違いを項目ごとに説明していきます。
1. 保険料の支払い方
ホールライフ保険は、年齢や健康状態により保険料が固定され、通常は毎年支払われます。一方、ユニバーサルライフ保険は、保険契約者が保険料の金額や支払いタイミングを自由に選択できます。
2. 運用方法
ホールライフ保険は、保険契約者の生涯にわたる保障を提供する保険商品であるため、長期間にわたる運用益の安定性が求められます。そのため、保険会社は、安定的な運用益を得るために、比較的安定した投資商品を選択する傾向があります。
一方、ユニバーサル保険は価格下落や利回り低下のリスクを含む様々な投資商品に投資する傾向があり、必ずしも配当を保証しているわけではありません。
3. 死亡保障の形態
ホールライフ保険は、保険料に加えて、投資収益や蓄積資産からも死亡保険金を支払うことができます。一方、ユニバーサルライフ保険は、保険契約者が支払った保険料から死亡保険金が支払われます。
4. 死亡保険金の支払い方法の違い
ホールライフ保険では、死亡保険金は通常、一括で支払われます。一方、ユニバーサルライフ保険では、死亡保険金は基本的に一括で支払われますが、一部は分割支払いになる場合もあります。
ユニバーサルライフは自由度が高いがリスクあり
2つのタイプの保険を比較すると、ユニバーサルライフ保険は支払う保険料を保険契約者が自由に設定できるため、死亡保障に対して安価な支払い総額を設定できる可能性があります。
しかし、ユニバーサルライフの運用益は確定ではなくリスクがあるのが一般的ですので、その点を踏まえて検討するようにしましょう。
Best Index Plusは1%の利回り保証
Best Index Plusのすぐれている点はユニバーサル保険でかつ、最低でも1%の利回りが保証されていることです。
投資先がインデックスファンドになりますので、株式に比べ大きな損失が出る可能性は低いですが、それでも当然マイナスになることもあり得ます。その点、Best Index Plusは最低1%の利回りが保証されているので、低リスクの商品と言えます。
その代わり、資産運用の最大利回りは年利16%と定められています。ただし、反映係数は40%〜75%となっているので、実際の反映は最大で12%です。よってファンドの運用成績が良く大きな利回りを期待できたとしても、運用資産の利率は12%までしか上昇しません。
その他BMI社商品情報については、INVEEKのプロバイダーページからもご確認いただけますので併せてご覧ください。
BMIの評判・口コミ
ネット上の評判を調査したところ、下記のようなコメントが見つかりました。
死亡保障を得つつ、確実にお金が増えるインデックス投資をしたい場合、Best Index Plusへ加入するのは優れています。
https://kaigai-tsumitate.com/bmi.html
オフショア投資に関しては、初心者であればITA(インベスターズトラスト社)のS&P500INDEXやBMI(ベストメリディアンインシュランス社)のインデックス投資で比較すると良いかもしれませんね。
https://fp-office-alive.amebaownd.com/posts/36561655
BMI社自体は世界的に大きな保険会社なのですが、日本人の口コミは比較的少ないようでした。日本人の契約者はさほど多くないのかもしれません。
BMII(ケイマン籍)を検討する場合、日本人に有名な同等の商品としては、アジア地域のオフショアである香港籍の保険でFTライフやサンライフ香港の商品があり、そちらを選ぶ方が多いことが一因として考えられます。
両社の口コミも良ければ参考にしてみてください。
まとめ
BMI社はアメリカ籍の世界的な保険会社で、世界各国に拠点があります。大手格付け機関からも高評価を得ており、十分信頼できる会社です。
オフショア積立をする場合、アメリカ籍のBMIではなく、ケイマン籍のBMIIを契約する必要があるので注意しましょう。1番の人気商品であるBest Index Plusは、低リスクで投資と死亡保障の両方を賄える良品と言えます。
日本人の契約はさほど多くないようですが、投資先候補として検討すべき会社の1つです。
BMI社に関するお問い合わせはINVEEKまでお気軽にお問い合わせください。