投資信託は失敗しやすい?絶対失敗しない選び方や対処法を紹介!

現在、投資初心者でも気軽にできる資産運用の1つとして注目を集めている投資信託ですが、初心者の方向けの投資信託ならではの落とし穴が存在します。

今回は実際に失敗したケースを紹介しながら選び方や対処法についてご紹介します。

目次

投資信託における失敗とは

投資信託における失敗とは様々な例が存在しますが、一番多いのが何も情報を仕入れていない状態で信託会社にオススメされた商品をそのまま買ってしまい、含み損を抱えてしまっているケースです。
これは投資知識がない人に対して比較的優しい投資商品である投資信託だからこそ起こる失敗例です。

信託会社のほとんどはノルマや査定が存在しており顧客に対してノルマの商品を売りたいという思惑が少なからず存在します。

そのためオススメしてくる心の裏側は親切心ではなく売る側の都合もあるということを理解して投資をしましょう。

投資信託のリスクについて

投資商品にはリスクはつきものです。

投資信託は投資商品のなかでもローリスクといわれていますがどのようなリスクが存在するのでしょうか。

価格が変動することによって起きるリスク

投資されている株式などの株価が下がると当然含み損を抱えてしまいます。

投資先の会社の業績などから株価は大きく動きます。また為替に対する投資信託であれば国の情勢や為替レートによって値段は大きく変わっていきます。

自分が投資をしないことによる機会損失リスク

投資信託は投資のプロが自分の裁量によって投資を行い、売買を行ったり、分配金をもらうことで利益を得ようとするシステムです。

このシステムは一見誰でも投資ができる画期的な投資システムですが、この投資法に頼ることにおける損失も存在します。

それは様々な機会を損失するリスクです。

これによって投資信託に頼ってばかりだと投資における知識は普通に投資を行っている人と比べてつきません。

投資信託で失敗したケース

ではどのようなケースで失敗を体験しているのでしょうか。

毎月分配型投資信託の商品を買って失敗

毎月分配型投資信託とは投資した金額の中から毎月お金が振り込まれるシステムのことです。

もちろん運用した商品から利益がでれば当然利益も振り込まれますがその利益以上に運用資金から振り込まれることが大半です。

運用資金から振り込まれるということは自分の運用資金は当然減ります。

毎月お金が振り込まれてはきますが、それはもともとは自分のお金なので利益ではありません

さらに運用資金は下がっていきます。そうすると分配金の額も減っていきます。

最近では年金の足しにと毎月分配型投資信託に投資する人が増えてきていますがこのような落とし穴があるので注意が必要です。

毎月分配型投資信託についてもっと知りたい方はこちらをご覧ください

投資信託の分配金。毎月分配型と再投資のメリットも解説します!

ランキングの上位にとりあえず投資

ランキングを鵜呑みにするのは非常に危険です。


前の見出しの「投資信託における失敗とは」で紹介しましたが投資信託投資は信託会社の社員にオススメされて買うというケースは非常に多いです。


そうなると自然とそういった商品が多く買われ、ランキングの上位となることが多いです。
ランキングと銘柄の善し悪しは比例しません。参考程度に見ましょう。

手数料を無視して購入

投資信託における手数料は大きく分けて3つあり、投資する時に支払う販売手数料、自分の投資信託を信託している間に資金管理、運用をしてもらうために支払う信託報酬、信託を解約する際に支払う信託財産留保額があります。

特に信託報酬は保有中、ずっと支払い続けるものなので投資をする前にどれくらいかかるかを確認するべきです。

投資信託の手数料について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください

投資信託の手数料はいくら?ノーロード投信の仕組みも解説!

生活資金を投資してしまう

投資信託のみならず投資を行う際で重要なのは余剰資金で投資を行うことです。
生活資金を使って投資をするということは運用次第で生活が変わっていくということになります。

そのことによる影響は計り知れません。
「絶対に稼がなくては」という無意識のプレッシャーに襲われ冷静な売買ができなくなります。

感情的な投資はいい結果を生むことはほとんどありません。
あくまでも余剰資金で投資をすることをお勧めします。

 投資信託で失敗しないためには

前の項で実際に失敗したケースをいくつか紹介させていただきましたが、では失敗をしないようにするにはどのような投資をするのがいいでしょうか。

交付目論見書を確認する

交付目論見書とは投資信託における説明書のことです

交付目論見書にはかかる手数料や信託における概要、これまでの運用実績などが書かれています。

交付目論見書を確認することで自分が何に投資しているかどれだけ手数料がかかっているかを理解し、投資をすることができます。
交付目論見書は販売している店舗で確認することもできますしweb販売であれば直接入手可能ですのでぜひ投資する前に確認してください。

分散投資を検討する

投資信託を行う際に一つの銘柄に投資を行うことは非常に危険です。
何故ならその投資した銘柄の運用次第で自分の運用資金に直結するからです。

投資銘柄を分散することによってリスクを分散させることが可能です。

例えば100万円の資金で保有している銘柄Aが5パーセントの含み損を抱えているとしましょう。

 

この時点で運用資金額は(100万円×0.95=95万円)で5万円の含み損ですが分散投資によって資金100万円の50パーセントを銘柄B に投資した場合、銘柄Aに対する投資額は50パーセントの50万円の投資となり(50万円×0.95=475000)で25000円の含み損で済みます。

分配金にこだわらない

分配金にこだわる必要はありません。

先ほども記述しましたが分配金にこだわると毎月分配型投資信託のような投資が選択として増えてきます。

毎月お金を分配される分配型は非常に魅力的ですが自分の運用資金からねん出されたものなので利益としては非常に弱いです。

分配にこだわるのではなく投資した商品の値幅の差を狙った売買のほうが利益は多く見込めます。

失敗しないための対処法

今まで失敗しないためにはどうすればいいのかを解説していきました。
では実際に失敗してしまったらどのような対処をするのが吉なのでしょうか。

手段の一つとしては「失敗した」と感じた時点で今保有している銘柄を損切りするというのが手段として考えられます。

投資に負けは必ず存在します。
100パーセント勝てる投資家は存在しません。

しかし多く勝てている投資家が存在している理由は資金管理がとてもうまいからです。
投資家はこの銘柄はもう上がらなそうだと感じた時点で損切りしてしまいます。

しかし資金管理ができない投資家は損切りができません。
それはこれからまだ上がるという期待をしているからです。

しかし1度下降トレンドに入った銘柄はなかなか上がりません。

上がるどころかどんどん落ちていくケースが多いです。
どんどん値段が落ちていくということは含み損がどんどん膨らんでるということです。

そうなると投資心理学的に前の値段で手放せなかった投資家はさらに落ちた値段でも手放すことができません。
必ず含み損が膨れてきた場合は損切りを行いましょう。

損切りする基準について

ではその損切りの基準とはどのようにして決めたらいいのでしょうか。

多くの投資家が行っている損切りの基準は「マイルール」の設定です。
例えば自分の中で含み損が10パーセントを超えた場合、損切りをするといったルールの設定をするのです。

このマイルールを設定することで自分の感情や器量に流されることなく、資金運用をすることが可能です。
これは損切りに限らず利益を確定させることにも使えます。

感情に流されずシステム的に投資を行うことができます。
システム的に投資を行うことができるということは、損小利大を見据えた計画的な投資が行うことができるということです。

そのため損切りをする際はマイルールを設定しましょう。

まとめ

投資信託における失敗とは主に自分でしっかりと考えずに感情的に行われているミスが大半です。

自分が何に投資をしているのか、本当にこの銘柄に投資を信託してもいいのか、資金管理はしっかりと出来ているかを確認してから投資信託を検討しましょう。

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