積立型投資信託のメリット・デメリットを3分で解説!

積立型の投資信託(以下、投資信託(積立型))は、投資信託という投資商品に、積立投資と言う手法を用いて行う投資のことです。

少額から投資をすることが可能で、リスクも高くないため、初心者でも始めやすい投資として人気があります。

目次

そもそも投資信託(投信)のメリットとは?

そもそも、積立型ではない一般的な投資信託のメリットとは何なのでしょうか?
メリットとして、主に下記の5つがあります。

少額の資金から始められる
分散投資で3つのリスクを軽減できる
運用のプロに任せられる
選択肢(種類)が豊富である
信用リスクは低く、高い透明性がある

投資信託(投信)のメリットについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
投資信託(投信)の5つのメリットとは?その魅力を徹底解説!

投資信託(積立型)のメリットとは?

一方で、投資信託を積立型で運用していく場合のメリットとしては、主に下記の4つがあげられます。

少額から始められる
投資にかける手間が少ない
購入のタイミングを分散できる(時間分散)
④ドルコスト平均法により買値を平均化できる
複利の効果

こちらについて、1つ1つ見ていきます。

①少額から始められる

積立投資は、中長期視点で投資を行うため最初から多くの資金を持っている必要がありません

株式投資では、元手がかなりかかるため、初心者にはハードルが高いですが、積立投資であれば100円から始めることができます。

②投資にかける手間が少ない

投資額が一律のため、毎月いくら投資するべきかと考える時間や手間をかけずに投資を行えます

毎月の積立額が決まっているため、毎月の支出の計画が立てやすいです。

③購入のタイミングを分散できる(時間分散)

積立投資では毎月、投資信託を購入します。

購入のタイミングが分散されることで、リスクを分散することができます。
そのため、投資リスクを軽減させる投資として知られています。

④ドルコスト平均法により買値を平均化できる

長期の積立投資において、購入単価を抑えリスクを軽減することができるのがこのドルコスト平均法です。

長期的に一定額分を買い付けることで、平均の買い付けコストが下がる効果が期待できます。

ドルコスト平均法の考え方

ドルコスト平均法とは、毎月の購入額を一定にする方法により、購入単価が高い時には、購入数が相対的に少なくなり、安い時には購入数が多くなります。

投資商品は、日々価格が変動していますが、ドルコスト平均法による長期投資により、平均購入単価を抑えることができます

詳しく知りたい方は、こちらの「ドルコスト平均法」欄をご覧ください。
今人気の海外積立投資(オフショア投資)について、メリット・デメリットと正しい始め方!

⑤複利の効果

複利運用とは、積立額に対して生じた利子を、翌月の元金に組み入れる方式であり、積立額だけでなく利子にも翌月の利子がつきます

したがって、各期の利子が次第に増加していきます。

一方で、単利運用とは積み立てた額に対してのみ、利子が付くものになります。

下記の図は、毎月の積立額5万円、年利が6.5%、運用期間を最大30年で運用した場合の海外積立投資の利回りの例です。

海外投資の複利利回り

通常の単利運用での投資と比べ、期間が長くなるにつれて大きな差がついているのがわかります。

10年目をこえたあたりから顕著に差がつき始め、30年後には約3倍の差になります。

投資信託のデメリット(リスク)とは?

今度は、投資信託のデメリット(リスク)について見ていきます。

こちらもまず、一般的な投資信託のデメリット(リスク)から見ていきます。
デメリットとして、主に下記の3つがあります。

3つの手数料(コスト)がかかる
価格変動リスクがあり、元本保証ではない
節税効果が少ない

投資信託(投信)のデメリットについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
投資信託(投信)の3つのリスク(デメリット)とは?その対策方法まで解説!

投資信託(積立型)のデメリット(リスク)とは?

一方で、積立型の投資信託にした場合のデメリット(リスク)としては、「一括購入に比べて、高値で購入してしまう場合がある」ことが挙げられます。

一括購入に比べて、高値で購入してしまう場合がある

積立投資よりも、一括投資の方が買い付け値が下がる場合が下記2パターンあります。

①投資信託の価格が上昇局面にあるとき
価格が底値であるとき

それでは、1つ1つについて見てみましょう。

①投資信託の価格が上昇局面にあるとき

先ほど紹介したドルコスト平均法は、値が上がったり下がったりする前提で行います。

そのため、投資信託の価格が上昇局面の割合が大きかった場合、一括投資で買い付けた方が購入価格が低いことがあります。

②価格が底値であるとき

買い付け値が最安値の場合も、一括購入したほうが安く買うことができます。

まとめ

投資信託(積立型)は万能ではないものの、他の投資商品と比べ、低リスクで安定したリターンを期待できる投資です。

一般的に、投資信託は利回りが財形貯蓄や預金と比べて高いものが多く、期間が長ければ長いほど複利効果も働くため、最終的な積立額は大きくなります。

是非、この機会に投資信託(積立型)をご検討してみてください。

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