投資を始めたいと考えて、投資の勉強をしたいと考えたときどのような勉強方法があるのか知りたい人も多いかと思います。
投資は教育の過程では教えて貰えないので自分で勉強をすることがが必要です。
また、勉強をするだけでは分からないことも多いのである程度知識を身につけたら実際に投資を始める必要があります。
この記事では投資の3つの勉強方法と、投資の勉強の必要性について解説していきます。
投資初心者が投資を始めるには勉強が必要
まずは、投資を始めたいと考えたときの勉強の必要性について解説していきます。
投資を始めるのであればどのような投資でも勉強は必須です。
投資に共通していえることは、どの投資を選んでも必ずリスクがあるということです。
しかし、投資のリスクは見えていれば回避することが可能であったり、完全に回避することは不可能でもリスクを軽減することができます。
投資のリスクを知るためには事前の勉強が必須です。
その投資のリスクについて先に勉強して理解すれば、リスクの回避や軽減をする投資方法を選ぶことができるようになります。
例えば、道端に石が落ちていてつまづく可能性があったとしても石が見えていれば石を回避したり、万が一転んでしまっても受け身を取る方法を知っていれば被害を最小限にできますね。
しかし、石が見えていない状態であったり転んでも受け身の取り方を知らなければ危険ですし大きな被害が出る可能性もあります。
このように投資の勉強をしないで投資を始めるということは、リスクが見えないことにつながるので非常に危険な状態になる可能性が高いということです。
仮に石が見えない状態で転ばず歩けたとしてもそれは幸運に過ぎませんし、安全に歩けていたとはいいがたいですよね。
投資の勉強をおこなうことは、勉強で得た知識によって投資のリスクをできる限り軽減することにつながります。
運用を人に任せられる投資でも最低限の知識は必要
しかし、中には運用を人に任せられる投資もあるので、このような投資をおこなうのであれば勉強は必要ないと考える人もいるかもしれません。
運用を人に任せられる投資の具体的な例をあげると、資産運用のプロ(ファンドマネージャー)に運用を任せられる投資信託、AIに運用を任せられるロボアドバイザー投資があります。
投資信託やロボアドバイザーを利用するのであれば、自分で資産を運用する必要はなくお金を預けるだけで勝手に投資してくれるので勉強しなくてもよいと思う人もいるでしょう。
投資を始める理由としては将来のための資産形成や、老後の資金の形成を目的で、特に2020年は新型コロナウイルスの流行で将来に不安があり、年金も貰えるかどうか分からないので年金や貯金以外で資産の形成をしたいと考えている人が多いかと思います。
投資の知識がないとどのように勉強をしていいのか分からず、自分で投資先を選択した結果、損をするかもしれないと考えると、投資信託やロボアドバイザーなどにすべて運用を任せて資産を形成できればよいと考えるかもしれません。
しかし、投資信託とロボアドバイザーは元本の保証がないので資産が大きく減ってしまうリスクもあります。
また、投資信託とロボアドバイザーのように運用を委託する投資では毎年決まった手数料がかかります。
種類によっては手数料が高いものもあり、利益が出たとしても手数料のせいで利益が出ないこともあるので、運用を委託する投資信託やロボアドバイザー固有のデメリットといえるでしょう。
リスクを避けることや、手数料が高いかどうか判断するためには事前の勉強や調査が必要なので、人に運用を任せられる投資であっても勉強をせずに安全に運用できる投資は存在しません。
つまり、どのような投資を選択するにしても投資を始めるのであれば勉強が必要であるということです。
自分に投資の知識がなくても、投資の必要性は分かるので、自分が運用するよりは他人にすべて任せられる投資を選びたいと考えるのは分かりますが、その投資についてまったく勉強しないことはリスクを大きく伴うことがあります。
投資の勉強の必要性を説明したところで、ここからは具体的な勉強方法について解説していきます。
投資の3つの勉強方法
投資の代表的な勉強方法は3つあります。
- インターネットを利用する
- 本を読む
- セミナーに参加する
インターネットを利用する
投資の基礎知識であればインターネットで学習することができます。
基本的に通信費以外の費用がかからないので手軽に勉強できることが魅力です。
パソコンかスマートフォンが手元にあればいつでもできるので、電車に乗る時間などを有効活用して勉強することもできます。
ただし、中には信頼性の低い情報もあるので情報の取捨選択がむずかしく、学習にかかる時間が他の方法よりもかかってしまう可能性が高いのがデメリットといえるでしょう。
本を読む
投資の勉強は本を読むことでおこなうこともできます。
インターネットでは得られない知識を得ることができる場合もありますし、自分の勉強したい趣旨にあった本を購入することでより深い知識を身につけることが可能です。
しかし、本を購入する場合はお金がかかりますので、手軽に投資を勉強する手段としてはおすすめしにくいです。
投資初心者向けの基礎知識であればインターネットで勉強することはむずかしくないので、特定の書籍で得られる知識を得たい場合はうまく書籍を選択しなければお金を出しても得られるものが少ない事態になる可能性があります。
セミナーに参加する
3つの方法の中で一番おすすめな方法は投資セミナーに参加して勉強する方法です。
セミナーは資産運用のプロが講師となって説明してくれるので、確実な情報を得られるうえに直接質問することができるので理解が深まります。
一度セミナーに参加するだけで、インターネットや本を読むよりも早く投資に関する知識を身につけることができるので、早く投資の知識を身につけたい人におすすめです。
セミナーも本と同様にお金がかかると思う人もいるかもしれませんが、セミナーには有料のセミナーと無料のセミナーがあるので、無料のセミナーに参加すればお金の問題はありません。
セミナーのデメリットとしては、セミナーの趣旨が自分が求めているものと合っていない場合は得られるものが少ない点です。
投資の基礎知識について勉強をしたいと考えてセミナーに参加しても、参加したセミナーがある特定の金融商品を紹介し購入を促すセミナーであった場合は何も得るものがありませんよね。
投資セミナーの選び方に関してはこちらの記事をチェックしてください。
投資初心者におすすめの投資セミナーとは?選ぶポイントを徹底解説!
また、弊社では投資の基礎知識を勉強をしたいと考えている人に向けた無料セミナーを開催していますので、興味のある人は画面下部のセミナー情報から確認してみてください。
ある程度勉強を進めたら実際に投資を始めてみるのがおすすめ
投資は勉強をせずに始めるのは無謀ですが、ある程度知識を身につけたのであれば実際に投資を始めたほうがよいでしょう。
具体的には代表的な投資のメリット・リスクについて理解したタイミングです。
知識を深く身につける前に、ある程度知識を得たタイミングで投資を始めるのがおすすめな理由は下記の通りになります。
- 実際に投資を始めることが勉強になるから
- 投資は始めるのが早いほど効果が大きいから
- 知識で分かっていても実際に行動するのがむずかしいから
資産運用のリスクとリターンをまとめた記事もあるので、代表的な投資のリスクとリターンを知りたい人はこちらの記事をチェックしてください。
資産運用で代表的な7つの方法とは?初心者におすすめの方法も解説!
実際に投資を始めることが勉強になるから
投資を勉強するのであれば実際に投資を始めた方が勉強になることが多いからです。
何事も机で勉強するだけではなく、ある程度知識を得たら実際に行動をしたほうが経験から学ぶことも多いです。
もちろん、最低限の知識を身につけていることが前提なので、最悪のリスクを想定してもダメージが少ない投資を選ぶことができるかと思います。
大きなリスクを取らず投資の勉強をするためには少額投資がおすすめで、少額の投資をすることで少ないリスクで投資について勉強することが可能です。
投資の知識をある程度身につけた後に、勉強のための少額投資について知りたい人はこちらの記事をチェックしてください。
少額から出来る3つの投資とは?投資初心者におすすめの投資をご紹介
投資は始めるのが早いほど効果が大きいから
投資について勉強で深い理解を得てから実際に投資を始めるよりも、長期投資であればできる限り早い段階で投資を始めた方が後々の利益も大きくなりやすいです。
例えば30年運用したことで、毎年平均で5%の利回りが得られた金融商品があったとします。
その金融商品に積立てて投資をするのであれば、投資の知識について深く理解してから25年間運用するよりも、投資の基礎知識を理解して30年間運用する方が利益は大きくなります。
これは長期的に考えて資産が増加する金融商品を保有した場合のすべてにあてはまりますが、長期投資は始めるのが早ければ早いほど有利なのです。
ただし、これは長期投資にあてはまることなので、保有の期間が短い短期投資の場合は投資の知識が浅いまま早く始めることがメリットになるより、知識が少ないことがデメリットになることもあります。
投資の勉強を目的に投資を始めるのであれば少額投資で長期間にわたって投資をするのがよいでしょう。
知識で分かっていても実際に行動するのがむずかしいから
投資は知識で分かっていても実際に知識の通りに行動することがむずかしい場面もあります。
例えば保有している金融商品の価格が大きく下落してしまったとして、知識の上では下落は一時的なもので今後元の価格に戻ると分かっていても実際に損をしてしまう感覚を味わうと正常な判断ができない人もいます。
どれだけ知識があったとしても金融商品の価格が実際に下落すると理由を考えずにパニックを起こしてしまい、不安な感情が勝った結果、損切をすることで安心感を得てしまう人は投資で利益を得ることはむずかしいでしょう。
知識で分かっていも実際にその通りに行動できない問題を解消していくにはなによりも経験が重要です。
経験があり、価格が下落した原因が分かっていれば、勉強した知識を生かした行動が可能になるでしょう。
このようにある程度知識を得て、リスクが少ない投資の方法について理解したのであれば、勉強をするためにも実際投資を始めることをおすすめします。
投資の勉強が必要な資格
投資の勉強をするなら資格習得もかねて勉強したい人もいると思いますので、最後に投資の知識が必要な資格について解説します。
- FP(ファイナンシャルプランナー)
- DCプランナー
-
銀行業務検定試験
FP(ファイナンシャルプランナー)
FP(ファイナンシャルプランナー)は将来の夢や希望をライフプランニングという形で実現する仕事で、資格を習得することで総合的なお金に関する知識を身につけることができます。
FPの資格試験では次のような項目が問われます。
- ライフプランニングと資金計画
- リスクマネジメント(保険)
- 金融資産運用
- タックスプランニング(税金)
- 不動産
- 相続・事業継承
FP資格で問われる投資の知識は、金融資産運用の項目で問われることになります。
債券、株式、投資信託といった代表的な投資に関しては詳しく問われるでしょう。
また、投資だけではなく保険、税金、相続についても問われるので、勉強をすればお金に関する総合的な知識を身につけることができます。
またFP資格といっても種類がありますが、最初に受験するのは3級FP技能士です。
投資の勉強をするのであれば投資だけではなく総合的なお金に関する知識を身につけられるFP資格の習得も検討してみましょう。
DCプランナー
DCプランナーのDCとはDefined Contribution Planの略であり、確定拠出年金プランを意味します。
DCプランナーの資格試験は年金に関する知識だけではなく、一般的な金融商品や投資に関する知識も出題されます。
そのため、DCプランナー資格を得るためには投資の知識は必要不可欠であるといえます。
銀行業務検定試験
銀行業務検定試験には投資信託の知識を問う試験があります。
この試験を通過することによって、銀行職員として顧客に対して投資信託の商品性を説明することができる知識を身につけたことになります。
銀行業務検定試験は銀行職員であれば取得が必要になりますが、銀行職員でなくても金融商品への理解を示す資格として受験することが可能です。
投資の知識が必要な資格は他にもありますが代表的な資格はこの3種類です。
投資の勉強を始めるうえで資格の習得も考えたい人は、今回紹介した3つの資格から検討してみましょう。
まとめ
投資の勉強方法について解説しましたがいかがだったでしょうか?
勉強にはいくつかの方法がありますが、一番おすすめな勉強方法はセミナーへの参加です。
セミナーに参加して投資の基礎知識を身につけ、実際に投資を始めるのが理想的な投資の始め方といえます。
また資格を習得することで今後の人生に役に立つこともありますので、自分に合った方法で投資の勉強を始めてみましょう。