資産運用の相談はどこにするべき?相談前に確認すべき3つのポイント

一度も資産運用をしたことがないし知識もないから誰かに相談したい

2019年は年金2000万円問題が話題になり、年金以外に資産運用が必要だと考える人が増えてきています

しかし、資産運用を始めるとしても知識のない状態でいきなり始めることは難しいので、信頼できる相談相手を見つけることが重要です

この記事では、資産運用の相談はどこでするべきか、相談前にしたほうが良いことについて解説していきます。

目次

資産運用の無料相談窓口はどこにあるの?

そもそも資産運用を相談できる窓口は具体的にどこにあるのでしょうか?

資産運用の無料相談ができる代表的な窓口としてはこの4つが挙げられます。

  • 銀行
  • 証券会社
  • 保険会社
  • FP(ファイナンシャルプランナー)

銀行

資産運用の相談ができる場所として銀行があげられます。

銀行に立ち寄ったときに資産運用に関するセミナーの開催などの張り紙を見たことがあるかもしれません。

それは銀行側が資産運用に関する知識を得ながら、資産運用について相談ができる機会を提供しているということです。

銀行で相談するメリットは、いつも利用している銀行であれば銀行側が資産状況を把握しやすいので自分の資産状況に合った資産運用を提案してもらいやすい点にあります

取り扱っている商品が少ないので提案のバリエーションが少なくなる可能性がありますが資産状況を把握したうえで相談に乗ってもらいやすい場所であるといえます

一方、銀行のデメリットは、取り扱う商品の手数料が高めに設定されていることが多い点です

銀行で相談をすると銀行側に都合が良い手数料の高い金融商品を勧められる可能性があります

資産運用の初心者は投資信託を勧められても、勧められた投資信託の手数料が相場と比較して安いものであるか高いものであるか判断することは難しいです

銀行で資産運用の相談をする場合は、手数料が高い金融商品を勧められる可能性がある点には気をつけましょう。

証券会社

次に、資産運用の相談ができる場所としては証券会社があげられます。

皆さんの家にも証券会社から資産運用の相談に関する電話が掛かってきたことがある人もいるかもしれません

証券会社は電話での営業をメインにやっている会社も多く、相談してくれる人を積極的に募集しているので相談しやすい場所であるといえるでしょう

証券会社で相談するメリットは銀行よりも多くの金融商品を扱っていることが多いので、様々な金融商品を勧めてもらうことができます

相談しやすい環境が整っており、積極的に相談してくれる人を探していることも多いので、相談を断られることはほとんどないでしょう

しかし、証券会社で相談するデメリットとしては、あなたに合った他の金融商品があるにも関わらず、証券会社の都合で金融商品を勧められる可能性があります

証券会社の営業をしている人は資産運用の知識のあるプロではありますが、必ずしも味方になってくれるわけではありません

証券会社にはノルマが存在している場合も多く、ノルマを達成するために証券会社に都合の良い商品を勧めることもあります

このような営業をしている人に相談をしてしまった場合、知識がないことをいいことに手数料が高く利益が出せない金融商品に誘導されてしまうかもしれません

証券会社は確かに様々な金融商品を勧めてもらうことができる場所ですが、最初から会社のために都合の良い商品しか勧めないところで相談した場合はその長所も無意味になってしまいます。

保険会社

最後に、資産運用の相談ができる場所として保険会社があげられます。

自分が加入している保険の担当者が保険を含めた人生設計をアドバイスするために、資産運用のアドバイスをしてくれる場合があります

銀行や証券会社のデメリットを聞くと、結局手数料の高い金融商品を勧めるのではないかと思う人もいるかもしれません

保険会社のメリットは、保険以外の特定の金融商品に対するアドバイスを受ける際に中立的な意見が聞きやすい点があげられます。

あくまで、保険に加入している人へのサービスの一環として資産運用のアドバイスをしてくれているので高い手数料の金融商品を勧める理由がありません

一方、保険会社で相談するデメリットとしては、担当者が必ずしも資産運用のプロではないということです

そのため、投資に対する専門知識がなく根拠のないアドバイスをされてしまう可能性があります

保険を扱う会社はあくまで保険に対して詳しいのであって、資産運用に専門性が必ずしもあるわけではありません

保険会社で相談する場合は、相手の知識が本当に信頼できるものなのか投資初心者には判断しようがない点に注意が必要です。

FP(ファイナンシャルプランナー)

代表的な資産運用の相談ができる場所として銀行と証券会社と保険会社をあげました。

銀行や証券会社で資産運用のプロに相談しても中立的な意見をもらえる可能性が低く、保険会社に相談をすると専門性のないアドバイスをもらう可能性が高いです

しかし、この3つの場所にないメリットを持っているFP(ファイナンシャルプランナー)に相談する方法もあります。

独立系FPは資産運用のプロで、特定の金融機関に属さないため中立的な意見をもらうことができます。

次は、資産運用のおすすめの相談窓口について紹介していきます。

資産運用のおすすめの相談窓口は?

銀行・証券会社・保険会社のいずれでもないおすすめの相談窓口は2つあります。

  • 独立系FP(ファイナンシャルプランナー)
  • IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)

それぞれ詳しく紹介していきます。

独立系FP(ファイナンシャルプランナー)

FP(ファイナンシャルプランナー)

FP(ファイナンシャルプランナー)とは、保険・資産運用・不動産・税金・相続などの金融知識に深い理解を持ったライフプラン設計の専門家です。

FPは銀行・証券会社にも存在しますが、特定の組織に属しているFPは中立的な立場ではないので、どの金融機関にも属さない独立系FPへの相談がおすすめになります

独立系FPへの相談は資産運用だけでなく税金などの節約の観点からもアドバイスを受けられる点が魅力の一つです。

資産を増やすだけでなく、資産を守る観点を持つことでより効率的な資産形成が期待できます

資産運用を含む様々な金融知識を用いて家計を効率化し、今後のライフプランに合わせて資産を確保するための方法を提案します。

ただし、FPは具体的な金融商品を紹介し販売することができないので、より資産運用に特化した相談をするならIFAへの相談がおすすめです。

IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)

独立系ファイナンシャルアドバイザー

IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は証券会社等の金融商品取引業者と業務委託契約をおこない、顧客に最適な金融商品を提案します。

特定の金融機関に属していないので、中立の立場から顧客に合った商品を提案可能です。

投資する具体的な商品を含めて相談できるので、専門的な資産運用の相談ができます

また、証券会社等の金融機関がIFAと提携するメリットは、IFAが顧客の利益を第一に考えて商品を提案することで様々な顧客と接点が持てることにあります。

金融機関はIFAの独立性を守ることが新たな顧客の開拓につながると考えているので、IFAは金融機関の利益を考えず中立の立場で顧客にとって最適な商品を提案できるのです

資産運用についてより具体的な相談をするならIFAへの相談を検討しましょう。

資産運用の相談を独立系FP・IFAにするメリット

資産運用の相談を独立系FP・IFAにするメリットは3つあります。

  • 中立的立場から専門的な意見がもらえる
  • 土日に相談できる
  • オンライン相談もできる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

中立的立場から専門的な意見がもらえる

銀行・証券会社とは異なり、中立的な立場から意見がもらえる点が相談する最も大きなメリットとなります。

相談相手に専門知識があっても、営業利益を目的に商品を提案されることがあれば有意義な相談とはいえません

一方で、保険会社の様に中立的な立場であっても、保険以外の金融商品に専門知識がない場合は意味のある相談とはいえないでしょう。

よって、中立的な立場かつ専門知識を有する独立系FP・IFAに相談するほうが有意義な相談になる可能性が高いといえます

土日に相談できる

銀行・証券会社などで相談する場合は土日に相談できないことがほとんどです。

よって、平日に仕事がある忙しいサラリーマンの方であれば、平日に時間を作って資産運用の相談をしに行くのは難しいです

しかし、独立系FP・IFAであれば土日も対応している相談窓口があります

土日しか時間が作れないサラリーマンの方でも相談しやすいのは独立系FP・IFAのメリットといえるでしょう。

オンライン相談もできる

独立系FP・IFAの中ではオンラインでの相談を実施しているものもあります。

しかし、大事な資産運用の相談をする以上、オンラインのみで完結することなく対面でおこなうことが重要です

オンライン相談をする場合でもオンラインのみでおこなわず、実際に対面して相談することをおすすめします。

資産運用の相談をする前にした方が良い事とは?

初めて資産運用をする場合は誰かに相談をするほうが良いと思います。

一度も資産運用をおこなっていなくても、ほとんど知識がない状態でも問題ありません

しかし、相談するのであればその時間をより豊かにするために最低限やっておいたほうが良い事があります。

  • 資産運用の目的を決める
  • 現在の資産状況を確認しておく
  • 資産運用の基礎知識について理解しておく

資産運用の目的を決める

相談をする前に必ずして欲しいことは資産運用の目的を決めることです。

例えば、年金問題で危機感を抱いて投資を始めたいと考えたのであれば「老後の資産形成をしたい」が目的になります。

相談される側としても資産運用の目的が定まっていると、それに合わせて金融商品を提案したり、的確なアドバイスをしやすくなります

目的が決まっていないまま相談をするとそもそも何のために資産運用がしたいのかを相談相手が聞き出すために時間を浪費してしまいます。

必ず資産運用の目的を決めてから相談するようにしましょう。

現在の資産状況を確認しておく

次にしておくべき事は、自分自身の現在の資産状況を把握しておくことです。

今、貯金がいくらあるのか、毎月の出費がいくらあるのかを報告すれば、相談された人もどのくらいのお金を資産運用に回すべきか分かりやすくなります

基本的に資産というものは下記の図の3つの分類に分けられます。

資産運用 知識

1つめは生活に必要な資産でこれを投資してはいけないことは分かるかと思います

2つめに緊急時に必要な資産でこちらも万が一に備えて取っておくべき資産です。

資産運用は3つめの当分使うことがない余裕資産だけを使っておこなう必要があります

しかし、このように言われても具体的にどのように投資をしていいか判断するのは投資初心者には難しいです。

相談する相手に資産の状況を伝えれば、資産を分類し、余裕資産がいくらあるか判断したうえで的確なアドバイスを送りやすくなります

自分の出来る範囲で資産の状況を把握したうえで相談するといいでしょう。

資産運用の基礎知識について理解しておく

最後に余裕があればで構いませんが、資産運用の基礎知識について理解しておくことをおすすめします。

もちろん、上記の2つさえやっておけば、何も知らなくても相談に大きな支障がでることはあまりないでしょう。

しかし、最低限の知識だけでも理解しておけば相談がスムーズに進みやすくなります

また基礎的な知識を知っているのであれば何も知らないより相談相手からのアドバイスも理解が深まりやすいです

基礎的な知識を知っているのであれば理解の深さも変わってくるので、できればある程度勉強をしておいたほうがいいでしょう。

資産運用の基礎知識について勉強したい人はまずはこちらの記事を読んで勉強してみましょう。

【20代向け投資法】簡単・少額で始められる資産運用

資産運用はFP・IFAに無料相談しよう

資産運用の相談は、銀行・証券会社・保険会社に相談することを決定する前に、それらに属さないFP・IFAに無料相談してみましょう。

FP・IFAは資産運用のプロであり、あなたの人生の夢や目標を叶えるための資産運用を提案します

FP・IFAに相談するメリットは特定の金融機関に属していないので、より相手の立場に立った提案をすることが可能な点です

自分の利益のために商品を勧めることがないので、中立の立場で最もおすすめな資産運用の方法を検討することができます

資産運用には必ずメリットとデメリットがありますが、デメリットを隠すことなくお伝えしたうえでその資産運用をしていくべきか一緒に検討していきます。

様々な金融商品を勧めることが可能なので、自分に合った資産運用を見つけやすい相談相手であるといえます

FPに相談すると資産運用の方法だけではなく、資産運用に関する節税の方法などお金にまつわることであれば様々なことを学ぶことができます

また、オンラインだけでなく東京の弊社オフィスにて対面でご相談をいただくことも可能です

資産運用の専門家が、顧客を第一に考えた最適なライフマネープランを設計します

資産運用の知識に自信がない方ほど、親身になって相談に乗ってくれる専門家に相談することをおすすめします。

まとめ

資産運用の相談について理解していただけたでしょうか? 記事のポイントは下記の通りです。

  • 銀行・証券会社で無料相談できるが、中立性に欠けることがある
  • 中立かつ専門的な知識を持つ相談窓口は独立系FP・IFA

資産運用の相談をする前に、資産運用の目的と自分自身の資産の状況を把握したうえで相談しましょう

いざ相談をするとなると緊張してしまったり気後れしてしまうかもしれませんが、勇気を出して相談をしに行くことが資産運用を始める一歩になります

初心者向け資産運用セミナーも開催しているので気軽にご参加いただき、将来のお金に関する不安を払拭するチャンスにしていただければと思います

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