海外ETFについて!そもそもETFって?メリット・デメリットと併せてご紹介します!

今人気の海外ETFについて、ご紹介していきます。

そもそもETFとは何なのか?なぜ海外ETFは人気があるのか?といった情報から
購入方法までご紹介していきます。

目次

そもそもETFとは?

ETF(Exchange Traded Fund)とは、上場投資信託と呼ばれるもので
投資信託そのものが、株などと同様に上場され、証券取引所を通じいつでも
取引可能となった商品です。

インデックスファンドのように日経平均やTOPIXのような指数に連動するように運用されており
リアルタイムで価格を見ながら売買することが可能です。

上場することにより、手数料が安くなったり、1日1回しかできなかった売買の制限がなくなり
いつでも気軽に取引できるようになりました。

また、通常のインデックスファンドの場合、基準価額の算出で1日1回しか取引できませんでしたが
ETFの場合は株式と同様、取引所の取引時間内に相場の動きを見ながら
売り買いができます。

下記の図は、世界のETF市場における純資産残高の推移ですが
これを見ると、市場のETFの流通が年々増えていることがわかります。

世界のETF市場における純資産残高の推移
※出所:Black rockデータより作成

海外ETFについて

海外ETFの人気の理由は、コストが安いこと、パフォーマンスが高いことのほかに
購入できるETFの種類が圧倒的に多いことです。

海外のETFのメインはアメリカですが、日本とは比べ物にならないほど多く
日本で現在、上場されているETFの数はおよそ200本程度なのに対し、アメリカでは
その10倍近い数が上場されています。

下記の図は、世界のETF市場における、地域別の純資産残高の推移ですが
これを見ると、どのくらい差があるかわかると思います。

世界のETF市場における地域別純資産残高の推移
※出所:Black rockデータより作成

海外ETFのメリット

海外ETFのメリット

商品が豊富

上記でも記載した通り、海外で取り扱われるETFの本数は
日本の10倍以上です。

それだけ自身にあった、投資選択が可能となります。

手軽に複数銘柄を購入できる

個人で日経平均やTOPIXに連動した株式投資を行おうとする場合
億単位の資金が必要となりますが、ETFを活用した場合には
それが小口化され販売されるので、手軽にそれらと同じ投資
行うことが可能になります。

また、分散投資により、リスクを軽減する効果もあります。

低コスト

通常、ファンドに組み込む銘柄選定などはファンドマネージャーが行い
そこに対して、信託報酬を支払います。

しかし、ETFは指数に連動するような投資を行っているため
ファンドマネージャーが独自に銘柄選定を行う必要がほとんどなく
信託報酬がかなり安価になっています。

いつでも取引可能

通常の投資信託においては、基準価額の算出で1日1回しか取引できませんでしたが
ETFの場合は、上場されていることで、取引所の時間内であれば
いつでも売買可能です。

株式と同様、取引所の取引時間内に相場の動きを見ながら
売り買いができます。

海外ETFのデメリット

海外ETFのデメリット

為替リスク

例えば、アメリカのETFを購入する場合は、ドル建てで購入する必要があります。
つまり購入したETFは全てドル資産になっています。

いざ、利益が出てその分を円に戻そうとした場合、仮に円高であれば
為替の分大きな損をすることになります。

ただし、為替予測は非常に難しいため、全体の資産の中で通貨分散をしながら
購入や償還タイミングを見計っていきましょう

海外商品に対するコスト

ドル建ての海外商品を購入する場合、円をドルに両替えするための為替手数料が発生したり
ETFの中に組み入れる外国株の買い付けなどに伴う、売買手数料がかかります。

為替手数料は、大手の銀行であれば大体どこも1ドルあたり約3円かかります。

売買手数料については、国内最安であるマネックス証券でも
1取引あたり約定代金の0.45%(最低5ドルから)かかります。

ただし、手数料上限は20ドルなので、大きな取引をする方には有利です。

海外ETF購入の種類

海外のETFを購入する場合、株式ETF債券ETF商品ETF不動産ETFなど
商品ごとに分けられ、さらに株式ETFを買う場合には、「地域」、「先進国」
「新興国」、「セクター」といったような区分でも購入などが可能です。

各商品ごとに、実際にSBI証券にて販売されている商品事例とともにご紹介していきます。

海外ETFの商品

株式ETF

国やセクターごとのさまざまな株価指数に連動するETFになります。

海外株式に投資するETFにおいて、日本の証券取引所に上場されているETFと
海外の証券取引所に上場されているETFがあります。

日本に上場されている外国株ETFはわずか50本程度ですが、アメリカは約2000本あります。

地域

ヨーロッパ、アジアなどのまとまった複数の国や地域などの、株価指数に連動するETFです。

・商品事例
①「MSCI全世界指数(ACWI)に連動し、全世界48カ国の時価総額85%をカバーする」ETF
②「MVIS GDPアフリカ指数にできるだけ連動する運用実績を目指す」ETF

先進国

アメリカ、ヨーロッパなどの先進国の株価指数に連動するETFです。

・商品事例
①「S&P500インデックスの300%のパフォーマンスに連動した成果を目指す」ETF
②「韓国株式市場を代表する200銘柄で構成されたKOSPI200のパフォーマンスへの連動を目指す」ETF

新興国

マレーシア、台湾など、新興国の株価指数に連動するETFです。

・商品事例
①「MVIS・ブラジル小型株指数に連動した成果を目指す」ETF

セクター

「金融」、「IT」など特定の事業の株価指数に連動するETFです。

・商品事例
①「MVIS米国上場バイオテク25指数にできるだけ連動する運用実績を目指す」ETF

債券ETF

国やさまざまな種類の債券の指数に連動するETFです。

・商品事例
①「米国の投資適格債券市場全体のパフォーマンスを測る指標でドル建て固定金利、残存期間1年以上の債券で構成される」ETF

商品ETF

「水」、「バイオ」、「環境」といったテーマや、「金」、「農作物」
といった、特定の商品の指数に連動するETFです。

・商品事例
①「DB 農作物指数 に連動した成果を目指す」ETF

不動産ETF

海外不動産投資信託である、海外REITなどの指数に連動するETFです。

・商品事例
①「MSCI米国REIT指数の300%のパフォーマンスに連動した成果を目指す」ETF

海外ETFの買い方

海外ETFを実際に購入していく際の、購入場所や購入方法、および購入コストは
下記の通りです。

購入場所

店舗型証券会社」、もしくは「ネット証券会社」になります。

人気なのは、手軽で手数料も安い、ネット証券会社が人気です。
楽天証券」、「SBI証券」、「マネックス証券」あたりが代表的な
ネット証券会社になります。

購入方法

海外ETFは、海外の証券取引所に上場している商品になりますので
購入は、上場している国の通貨で行います。

日本の証券会社において、外国口座を開設し、日本円を外国通貨に換えて
売買を行います。

購入コスト

購入にかかるコストについては主に、売買コストである「為替手数料」と「売買手数料
そして保有コストである「信託報酬」の3つになります。

為替手数料」は、外貨にて買い付けを行うため、外貨に両替する際にかかるコスト
売買手数料」は、外国株式等を買い付ける際など、売買をする際にかかるコスト
信託報酬」は、保有にかかるコストで、ファンドマネージャーに運用してもらう際に
かかるコストになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

投資商品について、海外の金融商品は情報が少なかったりと
購入しずらいと思うかもしれません。

しかし、特にETFなどは国内と比べ商品数が圧倒的に多く
海外の商品に目を向けることで、選択の幅が一気に広がります。

これを機に、海外の投資商品を検討してみてはいかがでしょうか?

キーワード検索
カテゴリ検索
目次