Friends Provident International(フレンズ・プロビデント・インターナショナル 以下FPI)は40年以上の経験を持つ資産管理・保険ソリューションのリーディングカンパニーです。
各国オフショア地域にオフィスを構え、幅広い商品とサービスは世界的に定評があります。日本人投資家にとっては積立プランの「プレミア」のプロバイダーとして馴染みがありますね。
この記事ではFPIの企業概要や商品情報の評判、口コミ、注意点などを紹介していきます!
Friends Provident International 沿革
1978年 | Lloyd’s Life(ロイズライフ)としてマン島で設立 ※:その後、Royal Life International →Royal and Sun Alliance International Financial Services(以下RSA)と名称を変更 |
2002年 | Friends provident(現Friends Life Group)がRSAのオフショア保険会社International Financial Services Limitedを買収 |
2015年 | アビバがフレンズライフグループを買収 |
2020年 | International Financial Group Limited (以下IFGL)がアビバからFPIを買収 |
マン島に設立されて以降、社名変更や買収を経て現在のFPIになりました。
現在、マン島の他、ドバイ、香港、シンガポールと各国オフショア地域にオフィスを構えています。
各国での展開の具体的な時期については明記されていませんが、2017年に同国々での受賞歴が公表されていることから、それ以前に展開していると思われます。
InternationalFinancial Group Limited(IFGL)とは・・・
IFGLは投資、貯蓄、保護のソリューションを提供する国際投資機関です。世界中に216,000人の顧客を抱え、230 億USドルの資産を管理しています。現在、FPIの他、RL360(旧ロイヤルロンドン)など5つの投資機関がIFGL傘下にあります。
IFGL公式ページ
S&P(スタンダードプァーズ)で「A+」、ムーディーズで「A2」の評価
FPIは過去に、S&P(スタンダードプァーズ)で「A+」、ムーディーズで「A2」の評価を受けて実績があります。また、金融サービス業界への評価、格付け、情報、市場支援の提供を専門とする独立組織であるAKG Financial Analytics Ltd,から B+ の評価を取得しており、サービスに関しては 5 つ星を獲得しています。
この評価はオフショア域での保険会社の中で最も高い評価になります。
FPIの取扱商品
日本人が契約しているFPIの商品は下記3つのいずれかである場合が殆どです。
※現在は日本居住の日本人の契約受け入れを停止しています。
①Premier
Premier(以下プレミア)は香港オフィスが窓口となって契約するユニットリンク型変額個人年金で保険機能も備わっています。
最低拠出額は月々150USドルと比較的安価に設定されています。契約期間を5年から25年で好きな期間で設定できる、積立金額を変更できる、ペナルティーなしで出金可能など柔軟性の高さが人気です。
主だった手数料は下記のとおりです。
プラン手数料 | 6USドル |
積立手数料 | 月々の積立金額がUSD250以下の場合、積立金額より5%(月々) |
初期口座手数料 | 契約から満期まで手数料口座に対して1.5%(四半期) |
一括拠出手数料 | 拠出額に対して7% |
ファンド管理費 | 時価総額に対して0.1%(月々) |
また残存契約年数に基づいて解約手数料が発生します。
②Premier Capital Redemption
Premier Capital Redemption(以下プレミアCR)は日本にいながら契約できる数少ないオフショア商品として人気でした。仕組みはプレミアと類似していますが、保険機能はありません。
最低拠出額は月々250USドルとプレミアより少し高く設定されています。また、契約期間が10年から25年の間で設定可能と、プレミアより長めに設定されています。
主だった手数料は下記のとおりです。
プラン手数料 | 6USドル |
積立手数料 | なし |
初期口座手数料 | 契約から満期まで手数料口座に対して1.5%(四半期) |
一括拠出手数料 | 拠出額に対して7% |
ファンド管理費 | 時価総額に対して0.1%(月々) |
また残存契約年数に基づいて解約手数料が発生します。
全体的にはプレミアと同等のスペックになっていますが、プレミアCRには保険金が無い代わりに、下記の通り保証ボーナスが設定されています。
契約から10年後に時価総額×0.5/12が1年間配当される
契約満期時に150USドルが配当される
③Premier Wealth Capital Redemption
Premier Wealth Capital Redemption(以下プレミアウェルスCR)も仕組みはプレミアと類似していますが、保険機能はありません。
最低拠出額は月々300USドルプレミアCRより高めの設定となっております。
主だった手数料は下記のとおりです。
プラン手数料 | 6USドル |
積立手数料 | なし |
初期口座手数料 | 契約から満期まで手数料口座に対して1.5%(四半期) |
一括拠出手数料 | 拠出額に対して7% |
ファンド管理費 | 時価総額に対して0.1%(月々) |
また残存契約年数に基づいて解約手数料が発生します。
プレミアCR同様、プレミアウェルスCRには保険金が無い代わりに、下記の通り保証ボーナスが設定されています。
契約から3年後に総拠出額の0.2%が運用口座に一括配当される
契約から5年後から総拠出額の0.2%÷12が運用口座に毎月配当される
契約から10年後から総拠出額の0.4%÷12が運用口座に毎月配当される
契約満期時に150USドルが配当される
最低積立額が300USドルとプレミアCRよりハードルが高い商品ですが、月々500USドル以上積立を継続できればボーナス加算により、プレミアシリーズの中で群を抜いて高スペックの商品となりそうです。
その他のFPIの商品
INVEEKの企業情報ページより、FPIの商品をご確認いただけますので、あわせてご覧ください。
FPIの口コミ
FPIの評判について調査したところ、下記のようなコメントが見られました!
オフショア投資の中でも、FPIは非常に手数料が高額なことで知られています。初期口座の資金に対して年間6%もの手数料を毎年払わなければいけません。そのため手数料負けを起こし、マイナス運用になりやすいのです。
https://kaigai-tsumitate.com/fpi.html
マン島籍のオフショア投資商品として、日本人が契約できないお宝商品である。既契約者は頑張って継続するべきだと思う。
https://investor-brain.com/archives/2632
口コミまとめ
ネット上では手数料が高めに設定されていることを指摘する口コミも見られますが、同様に、商品を高く評価する口コミも多くあります。特に、既に日本人の受け入れを停止していることから、希少価値も加わり、積立継続を推奨する記事が見られました。
まとめ
FPI社は企業母体もしっかしりており、信頼のおける企業と言えます。
手数料の高さから解約を推奨する声も見られますが、企業自体が世界的に高い評価を得ていること、日本居住の日本人の契約を停止して以降、商品の希少価値が高くなっていることを考慮すると、出来る限り積立を継続した方が良いと思われます!
商品についてのご相談はINVEEKまでお気軽にお寄せください。