投資信託(投信)とは?基本的な仕組みを紹介!

投資信託(投信)と聞いたことはあるかもしれませんが、その中身について理解している人は多くありません。
投資信託は投資商品として代表的なものの1つですが、どんな仕組みで成り立っているのかわからない方もいるのではないでしょうか?

ここでは投資信託の基本的な仕組み,投資信託はどうやってできているのかについて解説していきます!

なかなか知られていませんが、投資信託は3つの会社がそれぞれの専門のプロとして役割を果たすことで成り立っている投資商品です。
まずは全体像から基本知識を学んでいきましょう。

 

目次

投資信託(投信)とは?

投資信託とは、投資家から集めた資金をもとに運用のプロが株式や債券に投資・運用し、その運用成果に応じて投資家に分配される金融商品です。
投信」や「ファンド」と呼ばれることもあります。

集めた資金がどんな投資対象で運用されるかは、投資信託ごとの運用方針によって異なります。

一般的には様々な種類の投資対象で運用されるため、資産を分散して運用していることになります。

また、投資信託は運用によって生じた損益がそのまま投資家に分配されるため、元本が保証されていない投資商品です。

 

投資信託の関係

投資信託(投信)の仕組み

投資信託の仕組みとしては、「投資家」と「販売会社」「運用会社(信託投資会社)」「受託会社(信託銀行)」の3つの会社で構成されています。

「販売会社」は主に証券会社や銀行などのことで、投資信託を投資家に販売する会社のことです。

「運用会社(信託投資会社)」は、投資信託を作り、運用指示する会社のことです。投資信託の仕組みで中心的な存在となって重要な役割を果たしています。

「受託会社(信託銀行)」は投資家から集めたお金をまとめて管理し、運用する会社のことです。運用会社からの運用指示にしたがって運用を行います。

一見わかりにくいと思われがちですが、投資信託は販売・運用・管理などの業務を行う、それぞれの専門のプロで成り立っています。
次は、その役割と仕組みからわかる破綻リスクについてご説明します。

 

投資信託の仕組み

 

販売会社(証券会社・銀行など)の役割

販売会社の1番重要な役割は、投資家に対して投資信託の販売や換金、分配金の支払いを行うことです。

具体的には投資家の口座の管理、資産運用の情報提供・質問・相談、運用状況の伝達などを業務で行うため、「投資信託の窓口」となっています。

運用会社に対しては投資家との仲介業務のような役割となっています。

投資家の申込金や、それをもとに購入した株式や債券は受託会社が管理しています。
そのため販売会社が破綻したとしても、投資家に損失が及ぶようなことはありません。

 

運用会社(信託投資会社)の役割

運用会社の役割は、販売会社に対して投資信託を作り、運用方針・運用判断を決めることです。

運用方針や運用判断を決めることは簡単なことのように見えますが、経済・金融情勢などに関するさまざまなデータを収集・分析し、どの資産にどうやって投資するのかを考える必要があります。

信託銀行に対しては、運用指示する役割もあります。

運用会社は運用方針・運用判断を決めているだけなので、運用会社が破綻しても投資信託に影響はありません。

 

受託会社(信託銀行)の役割

受託会社の役割は、投資信託に関わる全ての財産を保管・管理していることです。

運用会社からの運用指示にしたがって、実際に株式や債券、不動産投資信託(REIT)などに投資する役割も担っています。

このように、運用会社と受託会社が独立することで、投資家の財産を運用方針通りに投資することができ、結果的に資産を守ることにつながっています。

受託会社は投資信託に関連する財産を、銀行自身の財産とは別に管理することが法律で義務づけられています。
そのため、受託会社が破綻したとしても、投資信託にその影響が及ばないようになっています。

 

このように投資信託は販売・運用・管理などの業務を行う、それぞれの専門のプロで成り立っており、破綻した際に投資家の財産を保護できるような仕組みになっています。

 

投資信託(投信)のメリット・リスク(デメリット)

投資信託のメリット

投資信託のメリットとしては、次の5つが挙げられます。

少額の資金から始められる
・分散投資で3つのリスクを軽減できる
・運用のプロに任せられる
・選択肢(種類)が豊富である
信用リスクは低く、高い透明性がある

詳しい内容は以下の記事で紹介しているので、ご覧ください。

「投資信託(投信)の5つのメリットとは?その魅力を徹底解説!」

 

投資信託のリスク(デメリット)

投資信託のリスク(デメリット)としては、次の3つが挙げられます。

・3つの手数料(コスト)がかかる
価格変動リスクがあり、元本保証ではない
・節税効果が少ない

詳しい内容や対策方法については以下の記事でご紹介しているので、ご覧ください。

「投資信託(投信)の3つのリスク(デメリット)とは?その対策方法まで解説!」

まとめ

今回は投資信託についてご紹介しました。
投資信託の仕組みと、そこからわかる投資商品としての安全性について理解していただけたと思います。

投資信託のメリット・デメリットについては、別の記事で詳しくご紹介しています。
ぜひそちらもご覧下さい。

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