Heng An Standard Life (Asia) Ltd(以下ヘンアン・スタンダードライフ)は英国スタンダードライフの関連会社で香港にあります。親会社はHeng An Standard Life Insurance Company Limited (HASL)です。
ヘンアン・スタンダードライフはスタンダードライフ社のアジアマーケットでの窓口になっており、日本人がスタンダードライフの商品を契約する場合もヘンアン・スタンダードライフから購入することになります。
この記事ではヘンアン・スタンダードライフの企業概要や商品情報の評判、口コミ、注意点などを紹介していきます!
Heng An Standard Life (Asia) Limited 沿革
1999年 | Standard Life (Asia) Limited(スタンダードライフ・アジアリミテッド/SLA)として設立 香港の保険当局により保険特別法に基づき香港特別行政区で長期の事業を行うことが認められた保険会社として登録される |
2002年 | Standard Life Aberdeen plc(現abrdn plc)の100%子会社になる |
2020年 | SLAがHeng An Standard Life Insurance Company Limited (HASL)へ譲渡される それに伴いSLAからHeng An Standard Life (Asia) Limited(恒安標準人壽)に名称変更される |
2020年6月にHeng An Standard Life Insurance Company Limited (HASL)に譲渡されたのに伴い、Standard Life (Asia) LimitedからHeng An Standard Life (Asia) Limitedへ名称変更されています。
「スタンダードライフ」や「スタンダードライフアジア」と呼称されることもありますが、現在の名称はヘンアン・スタンダードライフとなります。
ヘンアン・スタンダードライフは信頼できる会社なのか?
Heng An Standard Life (Asia) Limitedの親会社であるHeng An Standard Life Insurance Company Limited (HASL)は、英国のabrdn(アバディーン)と中国本土のTianjin TEDA International Holding Group Company(天津TEDAインターナショナルホールディンググループカンパニーリミテッド)間の50:50のジョイントベンチャーです。
アバディーンは英国でStandard Life とAberdeen Asset Management plcが合併してできた会社です。設立の背景はスタンダードライフの記事をご確認ください。
また、天津TEDAインターナショナルホールディンググループカンパニーリミテッドは天津に本拠地を置く中国国有企業です。両社をバックボーンに持つことから、ヘンアン・スタンダードライフの資本力は十分信頼できると考えていいでしょう。
ヘンアン・スタンダードライフの取扱商品
現在ヘンアン・スタンダードライフで契約できる投資商品はOneFutureという一括投資連動型保険とCareMoreという重症疾病保険プランのみです。
OneFutureは日本人も契約することは可能なようですが、最低拠出金額が406万円相当額からとなっており、投資候補としては少しハードルがあります。また、CareMoreは医療保険になりますが、こちらは日本人が契約可能かどうかの明記がありません。
詳細はヘンアン・スタンダードライフ社のHPにてご確認ください。
また、INVEEKの企業情報ページより、ヘンアン・スタンダードライフの取扱商品一覧をご確認いただけます。
ヘンアン・スタンダードライフ社は、スタンダードライフ・アジア時代に取り扱っていたハーベストシリーズの契約窓口でもあります。※ハーベストシリーズは2014年に販売を停止しています。
本ページでは、特に日本人投資家の契約が多かった「Harvest 101」について紹介いたします!
Harvest 101(ハーベスト101)
概要
積立期間 | 5〜25年(80歳の誕生日を迎えるまで) |
契約可能年齢 | 18~75歳まで、共有名義可能 |
初期口座期間 | 契約年数により下記の通り異なる 18ヶ月:5年~10年契約 20ヶ月:11年~15年契約 22ヶ月:16年~20年契約 24ヶ月:21年~25年契約 ※初期口座終了後、休止可能 |
最低積立金額 | 250USドル(または相当額) |
積立頻度 | 月払い、四半期払い、半年払い、年払い |
プラン最低維持額 | 1,500USドル(または相当額) |
可能事項 | 満期後の運用、追加投資、減額 |
積立通貨 | USドル、ユーロ、香港ドル、英ポンド |
積立金支払方法 | クレジットカード(VISA、Master)、HSBC香港 |
死亡時の保証 | 時価総額の101% |
手数料
初期口座手数料 | 初期口座資産に対して毎月0.5%(年6%) |
信託手数料 | 貯蓄口座資産に対して毎月0.125%(年1.5%) |
契約手数料 | 毎月7.5USドル(または相当額) |
スタンダードライフ「ハーベスト101」は初期口座で年間6%、貯蓄口座で年間1.5%と手数料がやや高めです。しかし少額投資が可能な点や積立時価総額の101%分の死亡保証がついているというメリットもあり、人気の商品でした。
ヘンアン・スタンダードライフの評判や口コミは?
ハーベストシリーズなどスタンダードライフブランドの商品について調査してみたところ、ハーベスト101についての口コミが多くみられましたので、一部紹介いたします。
ではなぜスタンダードライフ積立を解約したのか? 一つは運用成績への失望ですね。ほぼプラマイゼロ!( ゚д゚) 実際は、初期口座期間に付与されたボーナスを考えたらマイナス!
http://jack-invest.com/archives/8024
10年積立てて
✓元本🇭🇰$148万(2477万円)
✓現在評価額🇭🇰$159万(2648万円)
✓今解約だと🇭🇰$136万(2271万円)
高過ぎ手数料と残念すぎ運用利率と今早期解約すると絶妙&微妙に元本割れするポンコツ数字
https://twitter.com/Hottara_tousi/status/1533682141636476928?s=20
口コミまとめ
ハーベスト101について、運用成績の悪さを嘆く声が目立ちました。早いうちに見切りをつけて、初期口座終了後に解約した人も多いようです。
まとめ
ヘンアン・スタンダードライフはそのバックグラウンドから資本力は十分な安定的企業と言えます。
しかしながら、スタンダードライフ・アジア時代に販売していたハーベストシリーズは、当初から運用成績が芳しくないと言われており、親会社が変わった現在も状況はあまり変わっていないようです。
ハーベストシリーズを現在も保有している人は、今後の積立計画について一度見直しをしてもいいかもしれません。
ヘンアン・スタンダードライフについてのお問い合わせはINVEEKまでお気軽にお寄せください。