【2024年最新】Alprime Capital AG(アルプライム・キャピタル・エージー)の会社概要や商品情報を徹底解説

Alprime Capital AG(アルプライム・キャピタル・エージー/ 以下アルプライムキャピタル)は、オルタナティブ投資に特化したスイスの独立系投資機関です。

Progressive Capital Partners Ltd (プログレッシブ・キャピタル・パートナーズ・エルティーディー)からスピンオフして設立された背景から、幅広い専門知識と長年の経験があり、設立当社からレゲアルティス、エーデルワイスという2つのファンドのみを提供しています。

この記事ではアルプライムの企業概要や商品情報、口コミなどをお伝えしていきます。

目次

アルプライムキャピタル 概要

アルプライムキャピタルは2018年4月、Progressive Capital Partners Ltd (プログレッシブ・キャピタル・パートナーズ・エルティーディー/以下プログレッシブキャピタル)からスピンオフしてバール(スイス・ツーク州)に設立されました。この際、プログレッシブキャピタル社から、Edelweiss Volatility Fund (エーデルワイス・ボラティリティ・ファンド)とLege Artis Fund(レゲ・アルティス・ファンド)を引き継ぎました。

設立後間もなく、スイス金融市場監督庁(FINMA)より集団投資スキームの資産運用会社としてライセンスを受けています。Linkedinによると、従業員数は10名以下とされています。株式は創設者兼CEOであるIvo Winistörfer(イヴォ・ウィニスターファー)と共同創設者によって全保有されています。

イヴォ氏は2009年から2018年まで、プログレッシブキャピタルに勤務し、過去6年間は同社のCEOを務めていた人物です。また、公認オルタナティブ投資アナリスト (CAIA) でもあります。

アルプライムキャピタルは信頼できる会社なのか

アルプライムキャピタルは創設後、間もなくしてスイス金融市場監督庁 (EidgenössischeFinanzmarktaufsicht、以下FINMA) から集団投資スキームの資産運用会社として認可を受けています。

FINMAはスイスの独立した金融市場の規制当局であり、スイスの金融市場が効果的に機能することを保証する責任があります。また、FINMAはスイス金融市場法に則って、ライセンス付与の可否を決定し、また要件が満たされなくなった場合には、監督対象事業体からライセンスの認可、承認、登録を取り消すことができます。

このような厳しい監督下において、ライセンスを維持できる金融機関は一定の信用力があると言っていいでしょう

アルプライムキャピタルの商品

アルプライムキャピタルはプログレッシブキャピタルと袂を分かった際に、Lege Artis Fund(レゲ・アルティス・ファンド)と、Edelweiss Volatility Fund (エーデルワイス・ボラティリティ・ファンド)という2つのファンドを引き継ぎました。

現在もアルプライムキャピタルが提供しているファンドはこの2つのみです。

Lege Artis Fund

Lege Artis Fund(レゲ・アルティス・ファンド、以下レゲアルティス)は企業イベントに重点を置いた、基本的かつリサーチ主導の戦略に基づくグローバル・イベント・ドリブン・ファンドです。

明確なイベントと価値を引き出す触媒を備えたポジションに投資することで安定した収益プロファイルを達成することを目指しており、投資家にアクセスが難しいイベント駆動のユニークな状況へのアクセスを提供します。

主に、リスク裁定取引、ストレス/リストラおよび特殊状況にわたる株式、クレジットおよびデリバティブ商品に行われます。また、ポジションおよびポートフォリオレベルでのヘッジ戦略を利用して、体系的な市場リスクをヘッジします。

ポートフォリオの平均 50% をシステマティックな戦略に割り当て、残りをロング/ショート、イベントドリブン、相対バリュー戦略および/またはリストされた代替手段に動的に割り当てます。

Edelweiss Volatility Fund

Edelweiss Volatility Fund (エーデルワイス・ボラティリティ・ファンド、以下エーデルワイス)はケイマン諸島のファンドで2015年より個人投資家も購入可能になりました。

資産管理会社である ecamos Capital AG のボラティリティ プログラムに基づいていて運用されており、ボラティリティ先物およびオプションのリスクプレミアムを引き出し、VIX先物の期間構造を活用することで、中長期的な大幅な資本の増加を目指します。また体系的にポジションをヘッジすることで、リスクの軽減とパフォーマンスの安定化を計っています。

アルプライムキャピタルでは、ecamos Capital AGのボラティリティ・プログラムの2倍の取引を行うことで、ファンドはこれらの戦略への露出を強化し、高度なリスク管理を実現します。

アルプライムキャピタルの商品情報はINVEEKのプロバイダーページからもご確認いただけます。

アルプライムキャピタルの商品情報はコチラ

アルプライムキャピタルの評価・口コミ

アルプライムキャピタルについてのレビューはあまり見られませんでしたが、同社が提供するファンドである、レゲアルティスとエーデルワイスについてのレビューがありましたので紹介します。

レゲアルティスについてのレビュー

Event Drivenに投資している17%のうちの7%部分と、Credit Relatedに投資している26%のうちの5%部分はかなりわくわくするほどディープです。この2つは仕込み系なので、出口をみたら、とたんに2倍~3倍のパフォーマンスが表面化する可能性もあります。

純粋なマネージド・フューチャーズは常に市場価値を時価算定できるので、突然パフォーマンスが突き抜けることはありません。とはいえ、2022年の株式市場の下落局面において、年初来+14%のパフォーマンスはヘッジファンドとしての機能をしっかり果たしています。

レゲアルティスファンド アルプライムのLege Artis Fundは年初来+14%上昇のファンド・オブ・ヘッジファンズ より抜粋

エーデルワイスについてのレビュー

エーデルワイスはVIXという先物だけに投資する超集中投資型のマネージドフューチャーズです。よって投資の建値はUSDで買おうとJPYで買おうとパフォーマンスに大差はでません。投資元本をこの為替相場でドル転したくないよ、という投資家でもUSD25k相当の円貨、今では3百万円弱あれば、円のまま投資できるというのもメリットです。

渡航不要の投資家紹介にて直接投資が可能です。購入手数料は3%、さらに解約手数料が1%かかります。他ファンドにスイッチング、他通貨に交換する際も手続きごとに1%の手数料がかかります。

EDELWEISS VOLATILITY FUND S&P500が荒れてVIX上昇でエーデルワイスボラティリティファンド より抜粋

まとめ

アルプライムキャピタルは2018年と歴史の浅い会社ですが、創設者兼CEOのイヴォ氏は、前社のプログレッシブキャピタルでCEOを務めており、同社と袂を分かつかたちで、2つのファンド(レゲアルティスとエーデルワイス)を引き継ぎ、アルプライムキャピタルを立ち上げています。

従業員数が10名にも満たない少数先鋭の企業で、公認オルタナティブ投資アナリスト (CAIA) 有資格者のCEOをはじめ、認定証券アナリスト(CFA)のCFOなど幅広い知見と経験のあるメンバーが会社を率いています。

スイス金融当局のライセンスも受けており、知名度は低いですが信頼できる会社と言っていいでしょう。

しかしながら、同社が提供するレゲアルティスとエーデルワイスは、いずれも機関投資家向けであり、より高度な投資知識が必要とされます。信頼できるアドバイザーに相談の上、慎重に投資を検討するようにしましょう。

アルプライムキャピタルについてのご相談はINVEEKまでお気軽にお寄せください。

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